「失敗しても大丈夫」トイレトレーニングで感じた娘の変化

「焦らなくていい」とはよく聞くものの、私はどうしても幼稚園入園までにオムツを外しておきたいという思いがあり、トイレトレーニングを始めることにしました。

必要なグッズを揃え、補助便座も購入。いざ設置して意気込んでみたものの、慎重な性格の娘はその補助便座にすら座るのを嫌がりました。怖がる娘を前に、私は「大丈夫だよ」と何度も声をかけましたが、状況は変わらず…。ついに私は泣いて嫌がる娘を無理やり補助便座に座らせるという強行手段に出てしまいました。

その荒療治が効いたのか、やがて娘は補助便座に座ることには慣れていきました。そこからは、決まった時間にトイレに誘い、座る練習を繰り返しました。手作りのシール帳を用意して、「おしっこが出たらシールを貼ろうね」と伝えると、娘は喜んで取り組んでくれるようになりました。

初めてトイレでチョロチョロとおしっこが出た時には、思わず涙が出るほど感動したのを覚えています。

けれど、順調に進むばかりではありませんでした。うまくいかずオムツにしてしまったときや、失敗して漏らしてしまったときには、ついイライラして怒ってしまうことも。怒ってはいけないと頭ではわかっていても感情が先走り、泣かせてしまったこともありました。

結局、入園前に完璧にオムツを卒業することはできなかったものの、幼稚園の生活の中で少しずつトイレに行けるようになっていきました。そして今では、自分でパンツを脱ぎ、トイレで用を足し、拭いて流すところまでできるように。

娘が自然にできるようになるのを待つ選択もあったのかもしれません。でも、親子で一緒にがんばったこの時間と、娘の一生懸命な姿は、私にとって何ものにも代えがたい宝物です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です